小林亜星(84)「このあたりで人類は終わるんじゃないか」「最近の風潮を見ていると日本人がまた戦争に向かうんじゃないか」
小林亜星「このあたりで人類は終わるんじゃないか」
(略)
──小林さんにとって平成とはどんな時代でしたか。
「いまは昭和の時代に比べて比較にならないくらい情報量はふえているのに、行き詰まり感ばかりが増しているという感じがしますね」
小林は熱狂的な洋画ファンである。
──実は昨日、アカデミー賞を総なめするといわれた「ラ・ラ・ランド」を観てきました。はっきり言って評判倒れの映画でした。
小林さんが激賞している「巴里のアメリカ人」や「雨に唄えば」などと比較すると、はるか足元にも及ばない。
「そのミュージカル映画を私は観ていませんが、よくわかります。大体、映画にしても音楽にしても、ヒットするのは8割以上がアメリカ発のものだったんです。
今はジャズも衰退するし、ハリウッドも弱体化する一方です。アメリカだけでなく、人類みんなが昔の勢いがなくなっちゃったという感じですね」
これを聞き、トランプが大統領になったのも、衰微した「国力」をなんとか回復しようとするアメリカの窮余の一策ではないかと思った。
そう言うと、小林は「そう思いますね。ヒットラーだって選挙で選ばれた」とつづけた。小林は、ヒットラーは独裁で政権をとったと思われているが、
実は選挙で政権をとった、だから恐ろしい、と言っている。この意見に戦中派の自負と自省が垣間見えた。
──世界的にリビドーが落ちているというわけですね。
「黒澤(明)さんや小津(安二郎)さんがいた頃は、日本映画にも力があった。いまあるのは閉塞感だけです。
このあたりで人類は終わるんじゃないかって気もする」
◆「戦前にもエロ本は出版されてた」
小林は平成より昭和の時代をずっと長く生きている。
──昭和の時代をどう思いますか。
「そうですね、ひどい戦争があって、その焼け跡から人々がみな立ち上がって奇跡的に日本が再建できた。
それから、みんな食いまくり飲みまくったバブルの時代があり、それが崩壊して平成という時代がやってきた。
ところが最近の風潮を見ていると、下手すると日本人がまた戦争に向かうんじゃないかと思うことがある」
──それはなぜだと思いますか。
「戦争を肌身で知っている我々の世代は二度と戦争をしないと誓った。それが平成になって風向きが変わり始めたのは、
戦争から70年あまり経つと人間という生き物は、過去のことをすっかり忘れちゃう習性があるからとしか思えません。
いま大阪の方のヘンな幼稚園でヘンな歌を歌わしているでしょ」
──国有地払い下げ問題で世間を騒がせている森友学園ですね。園児に「教育勅語」を暗唱させ、「愛国行進曲」を歌わせている。
「あれを見てまだ僕が5、6歳の頃、右翼がオート三輪に乗って『愛国行進曲』をガンガン流して町中を行進してゆく姿を思い出しました。
まだ戦争前でしたが、世の中がどんどん退廃的になっていった。
ダンスホールは朝方までやっているし、人々は『東京音頭』で毎日お祭りのように踊りまくっている。
戦争前は財閥や軍人が威張って、窮屈な時代だったと思っている人が多いけど、そんなことはありません。
エロ本だって梅原北明(*1)や斎藤昌三(*2)が盛んに出版していた」
【*1/大正・昭和時代の編集者・翻訳家。性風俗関係の書籍を刊行し、その多くが発禁処分に】
【*2/大正・昭和時代の書物研究家・編集者。雑誌「いもづる」「書物往来」などを創刊した】
戦前の日本は恐しく明るかった。戦前というと、つい眦を決した特攻隊という印象に囚われがちだったので、この見方には意表をつかれた。
http://www.news-postseven.com/archives/20170510_530341.html
【PROFILE】こばやし あせい:1932年、東京都生まれ。慶應大学経済学部卒業。服部正に師事し、1961年に作曲家デビュー。
歌謡曲、ドラマ音楽、CMソング、アニメの主題歌など多数作曲。1974年、向田邦子脚本「寺内貫太郎一家」の父親役に起用され、俳優としても脚光を浴びる。
76年、都はるみに楽曲提供した「北の宿から」で日本レコード大賞。
■聞き手/佐野眞一(ノンフィクション作家)
※SAPIO2017年6月号
最後の生き残りだからな
80~90年代の楽しさは異常だったからなぁ・・・
70年代はよく知らんが、Youtubeとか見てると70年代もなんとなく楽しそう
2000年代に入っていっきに日本がギスギスし始めて息苦しくなった気がする
左系の村山政権の地下鉄サリン事件、阪神大震災、
民主党政権の東日本大震災、原発爆発
これらは偶然じゃない、左系政権の時に天災、事件を起こして
日本人の左系離れを惹起し、一億総右翼にして憲法改正(解釈変更含む)して中国と戦争させるために仕組まれたもの
言論人マスゴミの必死な左派叩きも、日本の左派を叩き潰し排除させ、憲法改正して中国と戦争させようとするもの
裏でアメリカが工作組織を通じて言論人マスゴミを買収して左派叩きを行っている
★オウム村井「阪神大震災は米軍による地震兵器」→直後に刺殺
http://www.youtube.com/watch?v=KUzWqSAaOjE&feature=related
★地震エネルギーは水爆で人工的に起こすことが可能
http://blog.livedoor.jp/kenken194-rebe/archives/19741395.html
★アメリカは日本と中国との核戦争を画策している
http://blog.livedoor.jp/omankonamename2001-xvideo/archives/7209750.html
★「日本核武装によるアジア核戦争の恐怖?1」
http://fwfgg.katsu-yori.com/4.htm